事業者様向けEV充電器設置事例のご紹介
2023.04.03
今回は千葉県にある技術研修センターに、普通充電器(6KW)2台と課金機能付コントローラーを導入しましたので、ご紹介したいと思います。既に社員の方がEVで通勤されていて、さらには社有のEVを購入されたとの事で、弊社のお勧めするEV充電器をご購入頂きました。アプリの特徴としましては、①社有車の場合には無料、②社員私有車を充電する場合には有料で充電ができる所になります。
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ここではまず配管工事と基礎工事をご説明致します。
今回は作業場周辺の植栽エリアに既設の配管が埋設されているため、作業による損傷を避けるため重機は使わず、すべて手掘りで作業を進めました。基礎のコンクリートにつきましては予め規定の寸法で作りこんだプレキャストコンクリートを搬入して現場に設置しています。状況によっては現場にてコンクリートを打つ場合もありますが、今回は現場の状況を考慮してプレキャストコンクリートを選択しました。
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続いては電源工事についてのご説明になります。電源工事につきましては、①既設の電源設備の容量に余裕があり、EV充電器の設置場所からあまり離れていない場合には、そこから電源を取得します。またその条件に合わない場合には、②特例受電制度というものを利用して、外部の電柱から新たに電源を引込み、必要な電源容量を確保します。今回は既設分電盤からの距離が遠く、アスファルトの掘削の距離も長くなるため、費用面を考慮してパターン②を選択致しました。6㎾×2台ですので、15㎾の契約を電力会社へ申し込んでいます。
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次は具体的な外部からの電源引込工事をご説明いたします。EV充電器回りの工事が概ね完了しますと、今度は電力会社様が外部の電柱と敷地内の電柱を電線で接続する工事を実施します。高所作業車を利用して作業を行いますが、最後にスマートメーター取り付けて作業完了となります。その後我々もEV充電器用のブレーカーと電源ケーブルを接続することで電源工事が完了致します。
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続いてはEVマークの焼き付けと青色のペイント、白線引きの作業です。アスファルトの状態が良好に保たれていたために、特にアスファルトを補修することなく作業を実施することができました。幸い天気も良く一日で作業を完了しております。
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最後に全体の完成写真となります。青のペンキと白線、EVマークが綺麗な仕上がりとなっており、駐車位置も一目瞭然で把握することができます。今回は経産省の補助金を適用させましたが、一連の作業全てが補助金の対象となっております。また充電につきましては、写真中央のコントローラーとスマホのアプリを利用して、両サイドのEV充電器を動作させます。
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このようにエクシオテックでは、美観を損ねない綺麗な仕上がりと、施工基準を順守した堅実な作業において品質を確保し、10年以上ご利用頂ことを目標に現場に取り組んでおります。