事業者様向け太陽光発電設備設置事例のご紹介

2023.08.24

今回は東京都にある事業所の屋上へ10㎾(太陽電池モジュール約13㎾)の太陽光発電設備を設置しましたので、ご紹介いたします。設置方法はエクシオテック技術センターでも導入実績のあるアンカーレス架台を採用し、屋上の防水を傷つけない工法を選択しました。同時に、撤去時の復旧作業に大きなコストが掛からないというメリットも考慮しております。東京都の補助金制度が適用可能でしたので、それを利用することで最大額の200万円を確保することができました。

続いては工事の説明に入りたいと思います。まずはユニック車による荷下ろしを実施後、太陽電池モジュールや基礎材、配管その他鋼材などを屋上へ搬入していきます。今回はエレベーターの利用が難しかったため、13tのラフタークレーンを使って荷揚げしました。

納入品の確認後は作業となりますので、続いては太陽光パネル設置工事をご説明いたします。アンカーレス架台ですので、接着剤を利用してコンクリートブロックを固定し、その重さとパネルの設置角度で飛来を防止します。すべての陸屋根に適用できる訳ではございませんが、ある一定の基準をクリアーした場合にはお勧めの設置方法になります。

続いてはパワーコンディショナー(パワコン)の設置工事になります。ここでは本体を設置するための支持柱をまずは設置し、その後はパワコン本体、気温計と計測制御装置を設置していきます。支持柱の固定にはアンカー作業が必要ですので、ドリリングを実施後最終的には防水処理を施して支持柱をくみ上げます。その後パワコン等の機器を搭載して作業が完了します。

最後に高圧受変電設備(キュービクル)作業につきましてご説明いたします。パワコンからの電源ケーブルをキュービクル内に接続する工事になりますので、作業員の安全を確保するためにもキュービクルを全停電してから作業を進めます。ZPD・OVGRなどの地絡検知器や、ELCBなどの遮断器を取り付けて太陽光発電設備の設置工事が完了となります。

設置した太陽光発電設備は、以下のWEB画面にて日々の発電状況や日射量、気温等がモニターできます。ここでは主に設計通りの発電がなされているか、またどの程度の電気代・CO₂排出削減効果あるかなどを可視化された画面にて確認することができます。

今回は事業所の太陽光設置事例をご説明しましたが、これはマンションなどの集合住宅にも適用可能で、EV充電器と組み合わせて設置することで大きなメリットが生まれます。平常時は太陽光・蓄電池により電気代とCO₂の排出削減を行い、緊急時にはV2Hと呼ばれる充電器により、電気自動車から理事会集会場に電気を供給し、さらに太陽光・蓄電池と組み合わせることで、1週間以上集会場が利用可能となるなど、住民の皆様の生活を支える重要な設備へと取って代わります。

エクシオテックとしましては単に太陽光やEV充電器を設置・運用サポートするだけではなく、蓄電池やV2Hを組合わせて設置することで緊急事態に備えるためのバックアップ機能をもたせ、脱炭素化のみならずBCP対策にも有効なソリューションを提供していきたいと考えております。

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